忘年会の3つの魅力
「栄養素を多く含んだキャベツやレタスの外側を固いから、汚れているからと捨てて、柔らかい芯のほうを食べる。
これでは、せっかくの栄養素が生かされていません。 それに、サラダを食べていれば大丈夫なんて、誤解もいいところ。
油に溶けるビタミンAが入った野菜は、炒めて吸収効率をよくするとか、大量に食べるにはゆでて量を減らすとか、多少の手間はかかるが、そういう調理の工夫が大切なんです」ビタミンCは熱に弱いので生で、ということになるが、炒めたりゆでたりしたものと同量の栄養素をサラダでとるには、相当な量を食べないと追いつかない。 「おひたしというとオマケのようにみられるけれども、立派な献立なんですよ。
きんぴらごぼうなどは、ビタミンのほかに食物繊維もとれる。 胡麻をかけたらさらにいい。
これは日本人の昔からの知恵だと思うんです。 昔、普通だったことを、もう一度ふり返る気持ちが必要なのではないでしょうか」かつての日本庶民のパワーは、そんな野菜料理に支えられていた、とYさんはいう。
その原動力になっていた献立が、現在ではすっぽりと抜けているのだ。 今日の栄養指導では、一日に30品目以上の食品をとることが目標とされている。
その観点からも野菜を多くする必要があるのだが、それには鍋物や炒め物、雑炊といったメニューが最適だ。 量的にもたくさん食べられるし、半端な野菜を使うこともできる。
「決してサラダを否定しているわけではありません。 外食で量的にとりにくい野菜を、しっかり家庭でとることが大切なんです。
ですから、まず食事の前半に必要量を満たすだけの炒め野菜や煮野菜を食べ、そのあとにデザート感覚で生野菜を食べるという順序が望ましい。 栄養のバランスがとれるうえに、満腹感もあり、カロリーのとり過ぎにもなりません。
このように野菜をもっと身近な食品として、かしこく取り入れてほしいんです」日本で初めて牛乳が飲まれたのは、意外に古い時代のこと。 飛鳥時代に孝徳天皇が、朝鮮半島からの帰化人の子孫が献上した牛乳を飲んだのが最初といわれている。
当初、牛乳は体をよくする「薬」と考えられていた。 そして、一般の人が普通に目にしたり、飲んだりするようになったのは明治時代のこと。
文明開化とともに、庶民の間にも牛乳を飲むという習慣が広まっていったようださて現在、スーパーの棚にはローファットミルクとか濃厚牛乳とか、さまざまな種類の牛乳が並んでいる。 メーカーによって、それぞれに特徴を表すような名前がつけられ、選ぶのに困るほどだが、「牛乳、正確には乳酸菌を使っていない飲む製品廷法律で6種類に分けられているのです」と、森永乳業食品総合研究所のKさん。
搾ったままの牛の乳を「生乳」というが、6種類とは、生乳を飲めるようにした「牛乳」、特別の許可を受けた施設で搾乳した「特別牛乳」、これらのものから一部脂肪を除去した「部分脱脂乳」、全部を除去した「脱脂乳」、生乳・牛乳・特別牛乳またはこれらを原料として作った食品を加工した「加工乳」、同様のものを主要原料とした「乳飲料」。 このうち店頭でよく見かけるのは「牛乳」、タンパク質や脂肪を増強したり低脂肪にした「加工乳」、コーヒーや果汁を加えた「乳飲料」などだ。
「それぞれの人の必要性に合ったものを選ぶのがいちばんだと思います。 たとえば、育ち盛りのお子さんには脂肪が含まれていてもいいですし、年齢が上がって太り気味になってきたら脂肪を抜いたものを飲んだほうがいい。
また、牛乳が苦手という人は、コーヒー味とかフルーツ味なら飲みやすいでしょう」栄養面で特筆すべきは、なんといっても、牛乳には日本人がいちばん不足しがちなカルシウムが、一リットルあたり約1グラムと、たっぷり含まれていることだろう。 同じカルシウムでも、牛乳に含まれるカルシウムは魚のカルシウムに比べ、体内で吸収されやすい性質があるという。
近頃、問題になっている骨粗霧症も、原因の1つはカルシウム不足。 これは高齢になるにつれ、骨がだんだん溶けてスカスカになってくるという恐ろしい病気だ。
「いま、いちばん心配されているのがダイエットの影響。 若いときにダイエットをやって、いろいろな食べものをとらないでいる人が年をとったらあぶないのではないか。
予防の基本は、バランスのとれた食事をきちんととることに尽きますね。 不足しがちなカルシウムは、飲みやすい牛乳でずいぶんカバーできると思いますよ」牛乳は体にいい、と知ってはいても、飲むとお腹がゴロゴロしてしまって飲めない人もいる。
これにはラクターゼという消化酵素が関係しているそうだ。 誰でも子どもの頃はラクターゼをもっているのだが、人によっては段々と減っていってしまうという。
「要するに、牛乳をとらなくなるからなくなった、ということでしょう。 欧米人のように、ずっと乳製品をとり続けているとラクターゼもなくならないので、お腹がゴロゴロすることもありません」ところで最近、牛乳を単に飲食物としてでなく、医薬品へ応用しようという試みがなされている。
牛乳のタンパク質に含まれるラクトフェリンという物質の、人体への特殊な効果が注目を集めているのだ。 「昔から、母乳で育った子どもは病気をしない、などといわれてきましたが、なぜそうなのか、といったことがだんだん解明されてきたんです。
その1つが牛乳にも含まれているラクトフェリンの効果で、この物質は、体に入って消化されても抗菌作用を示すことがわかっています」ウイルスの活性を阻害したり、免疫作用を調整して体にとっての外敵をやっつけたり、というラクトフェリンの働きは医学界で熱い注目を浴びており、同様の物質を合成して、医薬品に取り入れる研究が進められている。 また、この物質がエイズウイルスの感染を抑える働きがあるという実験結果も発表された。
薬として飛鳥時代に登場した牛乳の、いわば先祖返りだ。 「ラクトフェリンは、チーズを作ったときの副産物であるホエーからとれるんです。
副産物の有効利用ということもあって、乳業界で盛んに研究されています。 合成によるものでなく、医薬品の材料を牛乳成分から捜し出そうというわけです」生まれたばかりの赤ちゃんが、最初に口にするのが母乳。
人間をはじめとする哨乳類は、生まれながらにしてそれを飲むことを知っている。 そしてその母乳には、遺伝子を子孫に伝えていくための豊かなエネルギーが含まれている。
「自然界は、われわれ哨乳類に対して、格別に豊かな恵みを与えてくれたということなのでしょう。 浦乳類がほかの動物より子育てに優れていた、というのも納得できることですね」魚は、日本人が最も身近な動物性タンパク源として、古くから親しんできた食べものだ。
が、しみじみと魚の姿を見てみると、これが結構グロテスク。 歯をむき出しにした顔は迫力ものだし、うろこがある、光ってる。
大昔のご先祖さまたちは、見慣れない顔の魚があがるたび、どんな思いでそれを口にしたのだろう…。 さて現在、日本ではじつにさまざまな種類の魚が流通している。
鯛、鮪、鯵、鰯…と、寿司屋の包装紙に書かれた魚偏の漢字の数を大きく上回るほどの魚を、私たちは食べているのだ。 そして、いまなお新しい種類の魚が発見されているという。
海洋水産資源開発センターのKさんは、そんな新顔の魚といち早く対面している人だ。
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その観点からも野菜を多くする必要があるのだが、それには鍋物や炒め物、雑炊といったメニューが最適だ。 量的にもたくさん食べられるし、半端な野菜を使うこともできる。
「決してサラダを否定しているわけではありません。 外食で量的にとりにくい野菜を、しっかり家庭でとることが大切なんです。
ですから、まず食事の前半に必要量を満たすだけの炒め野菜や煮野菜を食べ、そのあとにデザート感覚で生野菜を食べるという順序が望ましい。 栄養のバランスがとれるうえに、満腹感もあり、カロリーのとり過ぎにもなりません。
このように野菜をもっと身近な食品として、かしこく取り入れてほしいんです」日本で初めて牛乳が飲まれたのは、意外に古い時代のこと。 飛鳥時代に孝徳天皇が、朝鮮半島からの帰化人の子孫が献上した牛乳を飲んだのが最初といわれている。
当初、牛乳は体をよくする「薬」と考えられていた。 そして、一般の人が普通に目にしたり、飲んだりするようになったのは明治時代のこと。
文明開化とともに、庶民の間にも牛乳を飲むという習慣が広まっていったようださて現在、スーパーの棚にはローファットミルクとか濃厚牛乳とか、さまざまな種類の牛乳が並んでいる。 メーカーによって、それぞれに特徴を表すような名前がつけられ、選ぶのに困るほどだが、「牛乳、正確には乳酸菌を使っていない飲む製品廷法律で6種類に分けられているのです」と、森永乳業食品総合研究所のKさん。
搾ったままの牛の乳を「生乳」というが、6種類とは、生乳を飲めるようにした「牛乳」、特別の許可を受けた施設で搾乳した「特別牛乳」、これらのものから一部脂肪を除去した「部分脱脂乳」、全部を除去した「脱脂乳」、生乳・牛乳・特別牛乳またはこれらを原料として作った食品を加工した「加工乳」、同様のものを主要原料とした「乳飲料」。 このうち店頭でよく見かけるのは「牛乳」、タンパク質や脂肪を増強したり低脂肪にした「加工乳」、コーヒーや果汁を加えた「乳飲料」などだ。
「それぞれの人の必要性に合ったものを選ぶのがいちばんだと思います。 たとえば、育ち盛りのお子さんには脂肪が含まれていてもいいですし、年齢が上がって太り気味になってきたら脂肪を抜いたものを飲んだほうがいい。
また、牛乳が苦手という人は、コーヒー味とかフルーツ味なら飲みやすいでしょう」栄養面で特筆すべきは、なんといっても、牛乳には日本人がいちばん不足しがちなカルシウムが、一リットルあたり約1グラムと、たっぷり含まれていることだろう。 同じカルシウムでも、牛乳に含まれるカルシウムは魚のカルシウムに比べ、体内で吸収されやすい性質があるという。
近頃、問題になっている骨粗霧症も、原因の1つはカルシウム不足。 これは高齢になるにつれ、骨がだんだん溶けてスカスカになってくるという恐ろしい病気だ。
「いま、いちばん心配されているのがダイエットの影響。 若いときにダイエットをやって、いろいろな食べものをとらないでいる人が年をとったらあぶないのではないか。
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これにはラクターゼという消化酵素が関係しているそうだ。 誰でも子どもの頃はラクターゼをもっているのだが、人によっては段々と減っていってしまうという。
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牛乳のタンパク質に含まれるラクトフェリンという物質の、人体への特殊な効果が注目を集めているのだ。 「昔から、母乳で育った子どもは病気をしない、などといわれてきましたが、なぜそうなのか、といったことがだんだん解明されてきたんです。
その1つが牛乳にも含まれているラクトフェリンの効果で、この物質は、体に入って消化されても抗菌作用を示すことがわかっています」ウイルスの活性を阻害したり、免疫作用を調整して体にとっての外敵をやっつけたり、というラクトフェリンの働きは医学界で熱い注目を浴びており、同様の物質を合成して、医薬品に取り入れる研究が進められている。 また、この物質がエイズウイルスの感染を抑える働きがあるという実験結果も発表された。
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